「freedom」

毎日毎日、世の中知らないことばかりだなと感じる。

知らないことに触れると、知らなかったのではなく、受け入れてなかったのだなと思うことが多い。

いかにブリーフに縛られ、自分の可能性を縛ってるのかを痛感させられる。

コーチとして活動し、それなりに経験も積んできているのにも関わらず、まだまだ歯がゆく思うことも多い。

いや、コーチだからこそ、よりそう思うのかもしれない。

ただしそれは、決してネガティブなものではない。

自分に対する expectation (期待) がゆえのことだ。

自分にはもっと可能性があると確信しているからこそ、その反作用としてじれったく思うことがたくさんあるということだ。

 

特に、人との関わりの中でそれを感じることが多い。

世の中には自分の知らないことを知り、経験してきている人がほんとうにたくさんいる。

そういう人と出会うと、素直に敬意を抱くし、何かそこから学ばせてもらおうという気持になる。

こういうところは、自分の性格の中でも最も気に入っているところだ。

 

来年はいままでの人生の中で最も多くの人と出会うと決めている。

その中で、自分がどのように変化・成長していくのか、ほんとうに楽しみだ。

「アカデミーヒルズ」

今日は六本木にある、六本木ヒルズ49階にあるアカデミーヒルズに行ってきた。

プレゼンテーションに関するセミナーを受講するためだ。

プレゼンテーションをどのように表現していくかというもので、実に参考になった。

もちろん、内容によっては、すでに自覚的に取り組んでいるようなものもたくさんあったが、やはり専門家から全体像とともに学ぶことに深い意味がある。

自分が持っていた部分情報も、全体像の中に組み込まれることにより、新たに違った見え方がしてくるものだ。

 

終わってから知ったのだが、そのフロアは、ルー・タイスが日本で初めてセミナーを行った場所だったそうだ。

なんとなく、感慨深いものを感じた。

「to TOKYO」

東京に向かっている。

 

東京に行く際、いつも利用するのは「ぷらっとこだま」だ。

新幹線「こだま」なので、各駅停車で、新大阪から東京まで4時間かかる。

しかし、出発日よりも早めの予約さえ問題なければ、グリーン車が11800円で予約できる。

これは「ひかり」や「のぞみ」の指定席よりも安い値段だ。

 

たいていの場合、席はガラガラで、いまも同一車両内に10人も座っていない。

当然のことながら、静かだ。

聞こえてくるのは、たまに流れる車内放送と、新幹線が風を切る音くらいのものだ。

また、シートはどっしりとして厚く、照明も自由席や指定席と比べて落ち着いて温かみのあるトーンだ。

非常に居心地のいい空間だ。

 

私はこの場を書斎だと考えて活用している。

読書や、資料作成、スケジュール作成、仮眠など、ゆったりとした時間を過ごす。

もちろん、食事をとったりもする。

そんな過ごし方をしていると、一人の移動であっても、4時間なんてあっという間に過ぎてしまう。

 

新大阪〜東京間を移動する人にはおすすめだ。

 

「Haruki Murakami」

http://村上春樹さん、来年2月に4年ぶり長編小説 全2冊

 

昔から小説が好きでよく読んでいたが、最近では、ほとんど読まなくなってしまった。

小説以外の読むべき本がたくさんあるからだ。

そんな中、唯一新作を心待ちにしている作家が村上春樹だ。

ついに長篇が出るそうだ。

物語に浸る準備をしておこう。

「コーチングのチェックポイント」

ゴールを設定し、それまでと違ったものが見えるようになり、エフィカシーを高め、現実に行動をはじめる。

コーチングのサイクルをモデル化すると、こういった表現ができる。

さて、このサイクルがうまく機能しているかどうかをどうやって確かめるべきか。

アプローチはふたつある。

 

ひとつは、コーチのような知識・技術を持った第三者に検証してもらうことだ。

熟練したコーチであれば、機能しているかどうかをすぐに把握することができる。

万が一、機能不全を起こしていれば、どこに原因があるのかを見破り、その上で適切に導いてくれるはずだ。

この方法の欠点は、そういったことが可能な第三者がそばにいなければならないということだ。

そんなに簡単なことではないだろう。

 

もうひとつは、自分自身で気付くことだ。

しかし、コーチングのサイクル全体を眺め、機能しているかどうかを判断することは、なかなか難しい。

自分のことだからなおさらだ。

どうすればいいのだろうか。

チェックポイントを持っておくといい。

この点を見れば、機能しているかどうかがわかるというチェックポイントだ。

ひとつそのポイントを紹介すると、「ドリームキラーが登場してるかどうか」だ。

上記のコーチングのサイクルが適切に機能していれば、ドリームキラーが現れている可能性が高い。

人間のマインドの構造的な問題に関わるので、そうなる可能性は極めて高い。

だから、ドリームキラーが登場していれば、コーチングのサイクルはある程度機能しているはずだ。

しかし、もしドリームキラーが登場していなければ、そうでない可能性がある。

その場合は、サイクルの中にどこか不備があると考える。

適切にゴールが設定されているのか、エフィカシーが高まっていないのか、行動をしていないのかなどだ。

もちろん、ゴールを直接的に他人に言っていないからドリームキラーが現れていないという場合もありえる。

なので、絶対的なものではないが、ひとつのチェックポイントとして携えておくといいだろう。

「具体性」

最近は、具体的なことに強い興味を持っている。

これは人生初のことかもしれない。

もちろん、以前も具体的な知識や体験というものをそれなりに大切にしていたつもりだ。

しかし、あくまで関心の中心は、知識を動かす論理であり、体験を抽象化したプリンシプルであった。

より汎用性の高い論理やプリンシプルを体得することに注力を注いだ。

論理やプリンシプルをある程度運用することができるようになった今、さらに次のステップ、つまりその運用によってもっと世の中に対して好影響を与えていくためには、当の世の中のことをもっと知らなくてはならないと感じている。

論理やプリンシプルだけでも、世の中の事象に対してそれらしい結論や解決策を示すことができるのかもしれない。

しかしそれは、現実をあまり知らない上で述べられた、いささか空理空論めいたものになる。

それならばまだいいが、理屈が先行した的外れなことだって言いかねない。

私がほしいのは、「それらしい結論や解決策」ではなく、「しっかりとした結論と実際の解決」なのだ。

そのためには、具体的な知識をたくさん得る必要がある。

それこそ大量に、ものすごく大量に得る必要がある。

そうして、論理やプリンシプルに、血を通わせ、肉を持たせるべきだと考えている。

 

そんなことを考えながら本や新聞、雑誌を読んでいると、まだまだ知らないことが多いと反省させられる。

もっと勉強せねばと素直に思う。

「発・菩提心」

ダライ・ラマ法王猊下が日本に来られた際、会いに行ける場があるのなら、なるべく参加できるようにしている。

理由は単純で、私は猊下のことが大好きだからだ。

 

今年の5月に、文殊菩薩の許可灌頂をいただいた。

それに先立つ講話では、シャーンティデーヴァの書いた『入菩薩行論』というテクストを解説するものだった。

このテクストは、先月のチッタマニターラの灌頂においても解説をされたので、猊下にとって非常に重要性の高いものであるようだ。

 

その中で解かれる教えはいろいろとあるが、最も重要なもののひとつは「発菩提心(ほつぼだいしん)(発心)」だ。

菩提心とは、「衆生(しゅじょう)を悟りへと誘う心」のことだ。

そしてそれが「発(ほっ)」するのだから、発菩提心とは、「衆生を悟りへと誘う心が生まれること」だ。

もちろん、発菩提心の時点で、そうなっているはずではない。

ということは、その時点では、あくまでそうなるという宣言なわけだ。

言い換えれば、ゴール設定だ。

しかも注意してほしいのは、このときの衆生とは、人間だけではなく、生きとし生けるものすべてが含まれた概念である点だ。

とてつもなく大きな、まさに現状を大きく超えたゴール設定だと言える。

 

だからチベット仏教とコーチングがまったく同じものだと言いたいわけではない。

明らかに違う点だってたくさんある。

しかし、根底で通づるところがあるのも確かだ。

軽音楽で例えるなら、アレンジはまったく違うし、歌っている人もまったく違うのだが、根音はまったく同じで、コード進行は酷似している、といった感じだろうか。

 

まあ、難しいことはわからずとも、機会があれば猊下に会いにいかれることをおすすめする。

あれほど高潔で、あれほどチャーミングな人もそういないのではないだろうか。

「読書歴」

ここ数日に読んだ本で、覚えているものをメモしておく。

 

ジグ・ジグラー『世界一シンプルな営業の教科書』

苫米地英人『営業は洗脳』

『Wedge 12月号』

カーマイン・ガロ『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』

池谷義紀『Webサイト構築&運営がわかる本』

 

「仕事の能率2」

昨日、寝る間際に思いついた説明の切り口で書いてみよう。

まず、タスク(やるべきこと)が一つあったとする。

たとえば、「セミナーの資料作成」としよう。

このタスクの「強さ」を測定してみる。

このときの基準はなんでもいい。

私は、「弱い」「やや弱い」「ふつう」「強い」「超強い」みたいに分けている。

セミナーの資料作成は、「強い」くらいだろうか。

このブログの記事は、私の中では強さ「やや弱い」だ。

だから、だいたい一呼吸で書ききって、すぐにアップしてしまう。

ツイッターのひとつのつぶやきは、「弱い」だ。

もう一方のブログの記事は、強さ「超強い」だ。

一記事あたり、このブログの20倍くらいのエネルギーを注いでいる気がする。

この把握によって、だいたいそのタスクにどのくらいのエネルギーを注ぐべきか掴む。

 

次に、そのタスクをバラバラにしてみる。

このブログはバラバラにする必要はない。

なぜなら、「やや弱い」だからだ。

しかしセミナーの資料作成だと、「強い」なので、5〜10くらいに分割する必要がある。

では、10としておこう。

具体的には、「プランを練る」「さらに練る」「書き出してみる」「整理する」「細かい部分を調整する」「調べ物をする」「スライドを作る」「予行演習をしてみる」「フィードバックをもらう」「紙資料にする」、、、などだ。

これらの最適な順番を前提として、一日にストレスなくできる量を見極め、期限から逆算して配置をする。

このときの、「ストレスなくできる量」というのが重要だ。

まず、人間はおそらく同じタスクを続けてやるのはけっこうすぐに限界がくる。

他のことに切り替えれば、平気になるのだが、同じことをやり続ければ疲労が極端に増すようだ。

なので、そういう状態にならない程度の量を調整する必要がある。

また、意識的活動でのみタスクを捉えるのではなく、無意識が最適化するのを待つという意図もあると理解すべきだ。

たとえば、先ほどの霊ならば、「プランを練る」から「さらに練る」までの間に、睡眠を含むある一定の時間が挟み込まれていないと進めない。

何かはわからないが、無意識の中での作業を経ないと、仕上がらないものがあるということだ。

このように、タスクを細切れにして、もっとも疲労が少なく、もっともスピーディーに終わるような設計をする。

そしてあとは、それに基づいて、毎日少しづつ進める。

調子が良いときにこそ、やりすぎないように注意する。

 

このようなタスクに対する設定をたくさん作っていく。

私は、いま数えてみたら、意識的に用意したそういったものが大小関わらず常時20〜30くらい(気がついていないものや、無意識のうちに出来上がったものを含めるともっとあると思う)動いている。

通常、意識の上ではひとつの作業をやっているわけだが、その裏側では、膨大な量の処理が無意識下で動いているということになる。

無意識はほとんど無限に近いほどの能力があるわけだから、この方向でいけば、もっともっと生産性をあげることができると思う。

 

基本的には、以前書いた「仕事の能率」と同じような内容だが、もう少し整理が進んだので、いまいちど書いてみた。

ちなみに、この記事の強さは「ふつう」くらいで、本来なら分けて書くべきだが、一呼吸で書いた。

なので、それに伴う疲労をリカバーするために、このあとの(予定外の)タスクが自動的に決定した。

コーヒーブレイクだ。

「too much」

先日、仕事の能率という記事を書いた。

とても評判が良かった。

 

「仕事の能率」

 

最近の私のテーマとして、どれだけ生産性を上げるか、どれだけたくさんのことを質を落とさず、行うことができるかというものがある。

なぜなら、やりたいことがありすぎるからだ。

読みたい本は無限にあるし、勉強したい分野だってまだまだある。

音楽だってそうだし、本当はじっくり映画を観たりしたい(映画は五感すべてをひとつの作業に長時間取られるので、敬遠している)。

瞑想や気功など身体開発ももっと時間をとるべきだと感じている。

今あげたのは、室内で一人でやることだが、複数の人間でなければ成り立たないことや、外に出ていくことまで含めると、ほんとうにきりがない。

人生が何回あっても足りないくらいだ。

 

なので結局は、優先順位と、生産性にかかってくる。

すべてを行うことはできないにしても、相当の違いがあるはずだ。

最近は、様々な知識が融合して、自分なりのスタイルが見えてきたとこでもある。

方法に関しては、別の項で説明する。