「to TOKYO」

東京に向かっている。

 

東京に行く際、いつも利用するのは「ぷらっとこだま」だ。

新幹線「こだま」なので、各駅停車で、新大阪から東京まで4時間かかる。

しかし、出発日よりも早めの予約さえ問題なければ、グリーン車が11800円で予約できる。

これは「ひかり」や「のぞみ」の指定席よりも安い値段だ。

 

たいていの場合、席はガラガラで、いまも同一車両内に10人も座っていない。

当然のことながら、静かだ。

聞こえてくるのは、たまに流れる車内放送と、新幹線が風を切る音くらいのものだ。

また、シートはどっしりとして厚く、照明も自由席や指定席と比べて落ち着いて温かみのあるトーンだ。

非常に居心地のいい空間だ。

 

私はこの場を書斎だと考えて活用している。

読書や、資料作成、スケジュール作成、仮眠など、ゆったりとした時間を過ごす。

もちろん、食事をとったりもする。

そんな過ごし方をしていると、一人の移動であっても、4時間なんてあっという間に過ぎてしまう。

 

新大阪〜東京間を移動する人にはおすすめだ。

 

「資料作成」

明日は、岐阜で講演会がある。

かねてから懇意にしているお医者によんでもらった。

そのための資料作成がいよいよ大詰めになっている。

といっても、もうほとんど仕上がっていて、あとは最終調整を少しするくらいのものだ。

 

50分という比較的短い持ち時間であり、相手が一般の方なので、さほど高度なことは話さない。

それゆえ、資料もA4一枚に収まった。

 

サイズはどうあれ、資料に落とし込む能力は、以前よりも格段に高まったと感じる。

質はもちろんだか、かける時間の違いが顕著だ。

もちろん、時間が短縮されたということだ。

でも、まだまだ改善できると思う。

『私は、だれの真似もしない』

前刀禎明『僕は、だれの真似もしない』を読んだ。

前アップル日本法人代表の人だ。

30分くらいで読んだ。

いわゆるビジネス哲学の本だ。

・常識を疑う

・人と違うことをやる

・体感を大切にする

などといった、固定的、常識的なものに囚われないということを一貫して勧めている。

こういう意見が、本質を言い表したものとして受け入れられるということは、現場がどれだけ硬直的、固定的なものなのかがわかる。

私は勤めた経験がないので想像するしかないのだが、企業というものはとりわけそうなのだろう。

スティーブ・ジョブズとのエピソードが楽しく読めた。

「言語運用能力」

たいへんありがたいことに、最近どんどんと忙しくなっている。

もちろん、自分でそういう人生を作っているのだが。

結果的に、魅力的な提案であっても、断らなくてはならない事態も生じている。

何に重要性を持たせるかを、常にゴール側からダイナミックに判断し続ける必要を一段と感じている。

 

言語運用能力をもっともっと高める必要もまた、痛烈に感じる。

現代における仕事の大半(あるいは、少なくとも私の担うべき役割としての仕事)には、言語が大きく関わっている。

メールもそうだし、このような情報発信もそうだし、その他もありとあらゆる業務に、言語を運用するという能力が参加する。

だとすると、言語の運用能力が高まれば、それだけたくさんの仕事をこなすことができるということだ。

私は、文章を書くことの質も量も高い方だと自負しているが、世界トップレベルから考えれば、まだまだ物足りないと考えている。

また、文章を読み、情報を処理する能力もそれなりだと思うが、まだまだ理想には程遠い。

自分のゴールがたいへん大きなものであり、その中に仕事のゴールも入っている以上、言語運用能力を高めていくことは極めて優先度の高い課題であり続ける。

 

多くの人にとってもそれは同様だと思うのだが、どうなのだろうか。

いずれ、言語運用能力を鍛えるようなレクチャーを提供したいと考えている。

今はまだ無償で情報をシェアするので、もし言語運用能力を真剣に高めたいと思う方がいれば、連絡をいただければと思う。

『週間東洋経済』

『週間東洋経済』を買って読んだ。

最近は、特定の専門分野だけではなく、世の中の動き全般に対して強い関心があるので、こういう雑誌を読んでいる。

改めて、雑誌もいいものだなと感じた。

なぜなら、本来なら自分があまり関心のないテーマが必ず入っているからだ。

スコトーマを外すのにとても役に立つ。

新聞ほど速報性はないからこそ、週間雑誌ならではの企画や、独自の視点などがあり、ちょうど良い。

とはいうものの、月刊誌や、ましてや書籍ほど専門性は高くないので、さらっと読める。

この習慣は続けるつもりだし、英語の勉強が順調に進めば、英語の雑誌もルーティンに組み込もうと思っている。

 

 

「仕事の能率」

最近、仕事の能率がすごく上がった。

そのコツをひとつ書いてみる。

ポイントは並列処理だ。

 

たとえば、あるタスクを分解してみて、「1、2、3、4、5」としてみる。

これらがすべて完了して、そのタスクが仕上がるというわけだ。

具体的に、ひとつの記事を書く場合を考えてみる。

1:構想を練る、2:下書きをする、3:部分ごとに詳細に書く、4:全体を見直して推敲する、4:webにアップする、などだ。

実は文字で書くと勘違いしがちなのだが、この五段階が均等に時間が進んでいくわけではない。

たとえば、2と3の間は、わりとすぐ進めても問題がないが、3と4、4と5の間には少し時間をはさまないと難しかったりする。

無意識に準備をさせるという段階をふまなければならないステップがあるということだ(私はこれは、脳の使い方が大きく異なるステップの際に生じるのではないかと考えている)。

また、もちろん、それぞれのタスクの中でかける時間もバラバラだ。

いずれにせよ、この記事を書くというタスクをひとつとっても、どのような環境で、どのくらい時間をとり、前後に何をしているか、などの諸条件の最適な形が、それぞれのステップごとに存在するということだ。

もっといえば、このステップを分解していけばもっと最適な形を追求することもできる。

とにかく、このようにそれぞれの最適な形を持ったステップを、他のタスクの同様のステップ(たとえばA、B、C、D、E)と組み合わせ、1日の中で最も良い進め方を作っていく。

1A、2、、、3、、、、、B、C、4、D5。。。E

みたいな感じだ。

「、、、」の間には休憩だったり、その他のタスクのステップが入ったりする。

また、次のステップをサッとこなすために、無意識に処理させたりしている。

また、1とAはひとつの作業で同時にやってしまうという意味だ。

 

このように、すべてのタスクを分解し、最適な順番を作り、並列的に処理できるような枠組みをどんどんと作る。

これが1日単位だけではなく、一週間、一ヶ月、四半期、半年、一年などで作っていくのが理想だ。

 

こういったことが以前よりもできるようになってきたので、能率が上がったと感じたのだ。

この記事は考えながら書いているので、ちょっと説明がおぼつかないが、いずれもう少しうまくできるようになると思う。

 

ちなみに、最も重要なのはこういうことをやるべき必要性だ。

必要性がなければ、そもそもできるようにならない。

そして、その必要性を、私たちはゴールと呼ぶ。

『君も年収1億円プレーヤーになれる』

苫米地英人『君も年収1億円プレーヤーになれる』を読んだ。

久しぶりに読み返してみると、たくさんの発見があった。

最近はこの本以外にもビジネス書を多く読んでいる。

多くのビジネス書には共通して抱える「集団的」スコトーマがある(それが何かは科学のパラダイムに関係がある)。

それを外すためにこの部分は書かれたのだな、というような読み方が、今回の読書できた。

 

どんな本も他の本の知識と無関係に成立しているわけではない。

ということで、最近はコーチング以外の本をたくさん読むことにしている。

知識自体も増えるし、自分の持つ知識の検証を通して、その強度や確信度が高まる。

『創造と変革の志士たちへ』

堀義人「創造と変革の志士たちへ」を読んだ。

グロービズ経営大学院の学長だ。

MBAで学ぶようなフレームワークと、陽明学や松下村塾の教え、囲碁の考え方など、日本古来に見られるフレームワークを使って、リーダーの要件とその身につけ方を説いていた。

見えている課題や、市場に対する分析の仕方などは、非常に洗練されていると感じた。

しかし、現状を超えた大きなビジョンやミッション、あるいはモチベーションに関する記述などは、多くが経験則で、効果的なモデルがあるように感じなかった。

必然的に、「志、努力、情熱、執着」といったエモーショナルな表現が目立ち、全体としていささか精神論めいたものに見えた。

コーチングでは

・現状とは何か

・現状を超えるとはどういう状態か

・ゴールとは何か

・モチベーションとは何か

・モチベーションとはどうすれば生まれるのか

なとが、科学的に定義に基づいて厳密に扱う。

それは、マインドをモデル化しようとした認知科学の成果からくるものだ。

この点が多くのビジネス書に欠けているところであり、コーチングのバリューであると改めて感じた。

「デタッチメント→コミットメント」

ここ最近の大きなテーマとして、「デタッチメントからコミットメントへのシフト」というものを掲げている。

人と積極的に関わることを前提に、どうよりよい関係を築くことができるかにフォーカスしている。

そのせいか、自分自身がまた一段と変化してきたように感じる。

関係があり、存在が生まれる。

人と私の関係が変化し、私という存在が生まれる。

そう考えれば、コミットメントへとシフトチェンジした自分が変化するのは当然と言える。

 

そんなとき、何かを一緒にやってみたいと思える人間がそばにいるということはとても幸せなことだ。

それが自分のコミットメントを待っていてくれた人であればなおさら。

「抜擢される人の人脈術」

岡島悦子『抜擢される人の人脈術』を読んだ。

戦略的に人脈を形成する指南書。

「こうしたらうまくいった」という経験則だけではなく、抽象化されたフレームワークを提示している。

そのフレームワークからそれぞれの話題を提供しているので、使える知識として非常に参考になった。

おすすめ。