モチベーションについて書いた記事を紹介しよう。
ただし、内容に関しては記事を読んでいただくとして、この記事を引き合いに、「記事に対する考え方」について論じてみたい。
読んでいただくとわかるはずだが、この記事にも専門用語がたくさん出てくる。
ざっと見回しても、
・モチベーション(motivation)
・現状(status-quo)
・コンフォートゾーン(comfortzone)
・マインド(mind)
・ゴール(goal)
・エネルギー(energy)
・アファメーション(affirmation)
などだ。
これらはすべて、専門用語として扱っている。
専門用語として扱うということは、これらの言葉に厳密な定義を与えながら、それに基づいて記事の主張を設計しているというわけだ。
つまり、なんとなく適当に言葉を運用しているのではないということだ。
なぜ、このような専門用語を持ち出した説明を試みる必要があるのだろうか。
それは、多くの人に役立ててほしいからだ。
専門用語とは、科学的な手法に基づいたさまざまな研究をもとにして生み出された言葉だ。
言葉の裏側には、膨大な量の具体的情報が詰まっている。
それゆえ、専門用語を上手に運用することで、潜在的に含まれている情報を抽き出すことができる。
つまり、いろいろな局面に応用が効くということだ。
私の記事は専門用語を用いて、さまざまな問題に対する考え方を論理的に導き出すことを目的にしている。
一読して、とっつきにくさを感じるかもしれない(それでもできるだけ論理を追いやすいように書いているつもりだが)。
しかし、繰り返し読んでもらうことで、実は現実のさまざまな局面に応用可能な考え方を示しているということがお分かり頂けると思う。
私もかつて、尊敬する先人の書いたテクストを書き写し、分解し、再統合し、批判的視点を維持しながら吸収するという作業をたくさんやった。
もちろんいまも、毎日そういった作業は欠かすことなく行っている。
嬉しいことに、私の書いた記事を似たようなアプローチで活用いただいていると聞こえるようになった。
記事をどう使うか、というところまで考えながら読むと、みなさんの知的能力が格段にあがることを請け合う。