少し時間が空き、お腹が空いたので外食をしようと思った。
付近に「つけ麺」を出す店があったので、入ってみた。
よく考えてみると、このような「つけ麺」を食べるのは実に久しぶりだった。
最近では、味覚が変わってきたこともあり、このような「強い」味のものはあまり食べなくなってしまったのだ。
麺は少なめで注文して、10分くらい待つと、「つけ麺」がやってきた。
食べてみると、美味しくも不味くもなかった。
いや、この表現はあまり的確ではないかもしれない。
美味しいのは美味しいと感じている。
しかし、美味しいとか不味いとかを感じる世界とはちがったところから、行為そのものを俯瞰している自分の感覚がより強かった。
それは美味しいとか不味いとかではなく、ただ食べているという感じ方だった。
食べた「つけ麺」の味自体での感動はさほどなかったが、そのような自分の感覚の変化(進化?)に対する感慨は深いものだった。
この感覚の変化は、自分のゴールにとってはよいものだと考えている。