細谷功『地頭力を鍛える』を読んでよかった点は、コンサルタントとコーチングの違いが明瞭になってきたことだ。
普段指導する際に「コンサルタントとコーチングは別のものですよ」と言うことがある。
にも関わらず、コンサルタントとは何をやっているかをきちんと理解できていなかったことに気づいた。
もちろんごく一部だけなのだろうが、以前よりは理解ができた気がする。
翻ってそれは、コーチングを深く理解することにもつながる。
コーチングの肝は、やはり、意図的に「現状の外側のゴール」を設定している点であろう。
「未来まで含めた現状と構造的な矛盾を引き起こすゴール」と言ってもいい。
比較対象が明確なものになることで、その点の重要性がさらに理解できた。